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2005年09月10日
ジレンマ
9月10日(土)
さあさあトレーニングも終盤。疲労もピークで気合と集中で何とか乗り切っている。藤野コーチは優しいんだが内容は厳しいと思う。
トレーニングって難しい。僕が言うのもなんだがレースまでに調整して望むたまに事もある。人によってはレースまでに出し切ってしまい調子が落ちてしまう場会もありほどほどに走りのもあり。何かでも僕にはそれが出来ない。もともと才能でここまで着たとは思っていないし脚で言ったら僕より凄いのははっきりチーム内でも結構居るんだなこれが........。
レースまでにどうしても徐々に追い込んで高いレベルで走りきろうとする傾向がある。トレーニングで調子が悪くても何とか皆に付いていき乗り切る。登りも最後のピークまで絶対に止めない。苦しい時をどれだけ過ごすのだろうこの自転車の上で。
馬鹿みたいと思うことはしょちゅうあるがそれでもこのスタイルを変えないできているのは何故だろう。。
それでも何時も全開でもがいているわけでは無く結構計算してベースとして走る所と中くらいそしてハイレベルと段階で分けている。選手は一年中通して高いピークなんてそんな不可能なことは出来ない。シーズンを通して何処に持っていくか、何を照準にするのかと考えるとどうしても調整レースは出てくる。ここ数年は海外の成績の事しか考えなかった。
日本のスポンサーでありながら海外での成績を狙っていた。でもそうしなければこの自転車ロード界は変わらないと思っている。今でもそうだ。でもよっぽど世界レベルで無い限り何も変わらない。先日カズオ(井上)がイギリスのレースカテゴリー2-1で3位に入賞した。僕にとっては「でかした!」カズオ頑張ったなと素直に喜べる。その喜びは実は身内だけかもしれない。全日本選手権優勝より僕なんかの感覚では上だ。
字際はそのレースで総合上位で毎日先頭グループで走るのが一番大変でレベルはそれが一番ん高いとおもう。カズオは総合で20分遅れたメンバーで逃げ切った。リーダーチームにとっては都合が良い逃げだがそれでも価値は十分だと思う。一緒に逃げ切ったのはTモバイルのロシアチャンピオン、イバノフだぜ!それでも日本の自転車界にはもうそれは響かないのだろうか。自転車事態、趣味で乗るものと定着し、それは一向にうれしい事。でも雑誌はもう既に競技事態の記事は3台ツールだけ大きくなるばかりで全日本選手権の記事さえ既に白黒になり2ページ、遂にホビーレースの大会と同じ扱いにまでなってしまった。先日自転車ショップでそんな話をした。
「海外で走り日本で成績が出ないのは絶対に駄目だよ」そんな事は解っている。
サッカーでも海外組みに対する評価はとにかく厳しい。海外で全開で頑張る。そして日本で全開で頑張る。どっかの消費者金融でも、「私借りる、私返すって」普通は逆なんだから。頭がくらくらするね(笑)
総合優勝ならご馳走するがそれ以外は奢ってもらうからな!なんて約束させられた。
ジレンマを抱えながらも北海道は狙うのだからもうちょっと優しくしてよ~!
そりゃ口もとんがるよ(笑)
写真は何時ものM.Omae氏
彼の写真大好きです。
投稿者 webmaster : 2005年09月10日 22:32
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