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2005年05月31日

Volta ao Alentejo(uci2-1)ポルトガル水谷ステージ優勝、田代総合29位

5月25日(水)~29日(日)
レース名  : Volta ao Alentejo(uci2-1)ポルトガル、リスボン近郊
カテゴリー : UCI EUROPE TOUR 2-2
場所    : ポルトガル リスボン南150kmのBeja
距離    : 5ステージ
参加選手  : 福島晋一、田代恭崇、水谷、福島康司、宮沢崇史、清水裕輔、清水都貴、
佐野友哉
参加チーム :
Milaneza(ポルトガル)Agritubel(フランス) Relax(スペイン)
L.A.Aluminios-Liberty S(スペイン) T.Androni Giocattoli(イタリア) Team Skil-Moser(オランダ) Catalunya(スペイン) ASC-Cheneco Jeans(ポルトガル)
Barbot(ポルトガル) Boavista(ポルトガル) Duja-Tavira Imoholding Loule(ポルトガル) Madeinox-A.R(ポルトガル) Paredes Rota(ポルトガル) Riberalves(ポルトガル)
約130人
ポルトガルのトップチームMilaneza、スペインのRelax、UCIプロツアーのL.A.Aluminios-Liberty S(スペイン)などが強豪。
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5月25日(水)
第1ステージ 147km(Beja~ Beja)
コースはフラット。集団スプリントの可能性が高いが、逃げにも乗せていく作戦。
灼熱のポルトガル、陽炎が彼方に見えるほど暑く太陽をさえぎる物は何も無い。
前半から逃げを作る動きが激しく、清水(都)、田代などが動いていく。福島(康)が3人の逃げグループを追い2人で追いつき5人になるがこれも決まらず、
その後の5人の逃げに清水(都)が入る。約50km地点。集団はこれを行かし、差は一瞬にして1分。道がとんでもなく悪いガタガタ道、それが20kmほど続いた。差は3分半まで開く。逃げグループは外国チームが多く、集団はミラネザを中心にポルトガルのチームが何チームかでコントロールする展開。
集団スプリントの可能性が高く、宮沢、水谷で狙い皆でアシストしていく。
清水(都)の逃げは150km以上逃げたが、残り20kmほどで捕まり、大集団でゴールへ。コントロールできるチームがなくなり、ぐちゃぐちゃで大集団は残り1kmの石畳の登りに入る。宮沢、水谷とも失速していまい集団内でゴールした。
明日は200km、それ以外はまだ情報無し。
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5月26日(木)
第2ステージ200km(Porte~Viana)
前半60km地点に第2カテゴリーの山がある以外はフラットとの情報。今日も逃げには乗せていく作戦。今日も灼熱のポルトガル。風はあるもののそんなものは関係なしの暑さ。
スタートからアタックの掛け合いは永遠と続く。アンカーは積極的に入っていくが、ポルトガルのレースは自国の色が強くポルトガル人同士で動く。外国人が乗っていると決まらなかったりする。ゴールスプリントにしたい、ミラネザなどで思うように逃げが出来ない。
今日も同じでなかなか逃げが出来ずにイライラしてくる。福島も僕も積極的に動くが決まらない。かなり疲れてきたが、50kmを過ぎて外国人ばかりの5人の逃げが出来かかり、
遅れて単独で僕が追いかける。集団は止まり、僕から後ろはあっとゆうまに見えなくなり、僕も1人で前を追う。あと少しが詰められない。前は全開で5人でローテーションしている。
「待ってくれ」と祈るように思うがそんな事は知れず......。アウタートップ55km越えているのに追いつかない。そんな事をしながら今日唯一の登りに突入。
頂上までにはと思うが追いつかない。下りきり、かなり開いてしまい諦めた。後続を待つが一向に来ない。この時点で僕も1分以上離しているがどうしようもなく戻る。
脚は完全に終了した。集団はミラネザとリーダーのボアビスタがコントロール。差は4分半を保ち、徐々に詰めていく。途中横風がきつい区間が10km以上続き、スペインのカタルーニャが一気にペースを上げ、かろうじて耐えるが、佐野は体調不良でここでリタイヤ。後半残り20kmを切り、集団との差は1分40秒で、福島(康)清水(都)が2人でアタックを決め前を追う。集団は最初は何をやってる日本人だったが、2人のスピードに
危険を感じ、一気に活気付いた。2人は前の逃げに追いつくが、後続は必死に追い、残り6kmほどで捕まえる。コントロールできるチームは無く、前半から逃げていたイタリア人1人が最後まで粘る。ゴールの状況が全く解らなく登りなのか平坦なのか......。アンカーは水谷、宮沢が狙い、ゴールは下り気味だった。残り1km以内でイタリア人が捕まり、最終コーナーを宮沢がトップで入り、水谷が優勝した。カテゴリー1クラスでの初優勝は水谷が飾った。
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5月27日(金)
第3ステージ190km(Montemor~Elvis)
今日のステージは地域が少し変わり、全体的に起伏が多い。チーム全員昨日まではコスミックカーボンだったが今日は全員キシリウムSL。
今日も逃げに乗せていく作戦。今日当たり逃げ切る可能性もある。
スタート時は雲があり若干肌寒い。
やはり今日もスタートからアタックの掛け合いだが、違うのはミラネザがかなり逃げに乗せてきているので他のポルトガルチームも動きが激しい。
僕はスタートから脚がどうしようもなく冷や汗が垂れる。チームメイトに任せてひたすら耐える。ポルトガルはスプリントポイントで必ず街の中を走る。ほぼ100%街の中はすべて石畳。しかも上り下りがあるので凄くきつい。逃げグループがなかなか出来ないので
集団のスピードは速い。予想どうり起伏が多く、スプリントポイントでけん制が入り、登りでパラパラと抜け出し始め、20名ほどが先行し、福島が入る。
有力チームがほぼ入り決まりかと思われたが、ポルトガル1チームが追い始めるが
逃げの半分を吸収して集団は止まる。約90km地点。福島がその8人の中に残り、集団との差を一気に4分半に開く。やはり外国チームがほとんどで、後続集団は小便休憩や、補給で一呼吸おいてからミラネザ、バルボット、イモホールデイングの3チームがコントロールを始める。
集団内でも起伏が多く、かなりきつい。後半差を詰めていくが詰まりが遅く、逃げ切りの予感を感じたが、甘くなく
最後の街、残り40kmを切ったところが登りを含め10kmほど石畳が続き、ここでコントロールのチームが一気にスピードを上げて差を2分に一瞬にして詰めた。
そこからはタイムを計りながら進む感じで、進む。水谷、宮沢のアシストを全員でして
福島は逃げ切るか逃げ切らないか微妙な距離。残り2kmで逃げグループは全部捕まり
集団でゴールを向かえる。下り基調で最後500mは石畳。
最終コーナーを抜けて200m、宮沢が6位でゴールし、今日もUCIポイントを獲得する。
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5月28日(土)
Volta ao Alentejo(uci2-1)ポルトガル、リスボン近郊
第4ステージ158km(VilaVicosa~Portalegre)
山岳ステージが始まる。どれほどの山岳か他チームからの情報だけで未知数。
後半137kmと144kmが山岳頂上。
今日も前半から逃げに乗せて行き、後半ポルトガル勢の勝負に福島、田代で臨む。
コースプロフィールには80kmまで下り基調だが、今回あっていた試しが無い。
案の定アップダウンのきつい前半になったが、アタック合戦の末、福島(康)が外国チーム主体の5人の逃げを決め、集団に5分の差を付けて進む。集団はミラネザとボアビスタのコントロールに入り、山岳に向けて差を徐々に詰めていく。
今日も朝から刺さるように暑い。集団は一定ペースだが、前半から今日も脚が辛い。最後尾で耐えて耐える。山岳に近ずき、集団がばらけはじめる。登りは道が悪い上にとんでもなく細い。2人が並べるだけのスペースで更に超激坂。TOJの富士山のようだ。最初の山岳ポイント前に福島(康)の逃げグループは捕まり、田代が先頭集団でクリアし、2つ目もかろうじてクリア。先頭グループは40人ほど。
ゴールの情報が入ってきて残り2kmは登りで最後400mが12%を超える。
集団から残り10kmで何人か抜け出し最後は1人がぎりぎり逃げ切りで優勝。後続は集団の登りのスプリントになり、残り距離が表示さていなく、駆け出しが遅れ、23位でゴール。
明日は最終日、何と60km、プロィールでは2時間半かかる見込みって事は.......。
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5月29日(日)
Volta ao Alentejo(uci2-1)ポルトガル、リスボン近郊
第5ステージ60km(Nisa~Marvao)
僕が総合トップからまだ30秒以内で総合成績に絡めるので最終日だが、チームは僕の総合を狙う。
毎日、かすかすで集団についているが、最後のゴールの登り4kmで10位以内でゴールすれば総合も10位以内だ。前半から福島兄弟は攻撃を掛けてステージも狙っていく。
後のメンバーは全員で僕のアシスト。
毎日、前半で集団からも切れそうになっているが、韓国、TOJ,ポルトガルの3週間の締めくくり、気持ちだけで乗り切ろうと決めた。
最初の25kmの山岳をどうやってクリアするかが課題で、道が細いらしく、入り口を前で入ることに集中する。
兄弟はアタックを掛けて逃げを試みるが、リーダーチームのカタルーニャー(スペイン)が登りに入るまでは、まとめてくる感じで逃げを許さない。各チーム登り口でエース格を前で入らせるために熾烈で、集団の中は車輪をはすったり、急ブレーキとピリピリモード。アンカーも僕を先頭で入れるために皆で僕も守り登り口に進む。
最後は清水(都)が僕を連れて5番手ぐらいで細い道に突っ込む。道が悪く、急な斜面を全開で進む。トータル距離が短いだけにハイスピードで進む。ポルトガル人も総合絡みが30人ほど居るので激しい。清水(都)も先頭に居たが路肩に落とされて脱落し、
4km登り、先頭グループ30人ほどに田代が残り下りきる。
2個目の48km地点の登りに向かいT.Androni Giocattoli(イタリアチーム)が全開で引き、そのまま登りに入る。
前にも全く上がれないスピードで登って行く。下りで追いついてきた人数で先頭は40人ほど居る。
ほぼ最後尾で2個目の登りをクリアして最後の4kmの登りに入っていく。
麓に各チームの大型バスや大型トラックを背に最後の登り。この日の為にポルトガル人は脚を残していたのかと言う感じのスピードで登り、僕も残り3kmを切り脱落。前は20人ほどの先頭グループのまま。最後の力を振り絞り、後ろから牽制気味の先頭グループに目掛けて追いかけるが追いつかないまま27位でゴールし、総合成績29位。最終日が終わった。
総合優勝は昨日登りゴールを制し優勝したTONDO Xabier (Catalunyaスペイン)が守りきった。
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今後のレース
6月5日(日)Coppa della Pace( UCI1.2)イタリア
6月10日(金)~12日(日)GP CTT Correios de Portugal (UCI2.1)ポルトガル
6月25日(日)全日本選手権(伊豆修善寺)

投稿者 webmaster : 2005年05月31日 02:19

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